「はっけんラボ」開催レポート | 次世代の学び創造機構
開催レポート 2026.08.08

自由研究のテーマと進め方を考えるワークショップ
「はっけんラボ」を開催しました

2026年8月8日、小学1年生から3年生を対象に、当法人主催の自由研究ワークショップ「はっけんラボ」を開催しました。

今回の目標は、自分の「好き」や「気になること」が自由研究のテーマにつながることを知り、そのテーマを実際の自由研究として進めていくための調べ方や計画の立て方を考えることです。

当日は、一人ひとりが自分の興味や身近な疑問を出発点に、自分なりの研究テーマを考え、夏休みに取り組む自由研究の計画を作りました。

「どっちすきゲーム」から考える自分の「好き」

最初は「どっちすきゲーム」と題して、「夏と冬ではどちらが好き?」など、二つの選択肢から自分の好きな方を選ぶゲームを行いました。

ただ選ぶだけではなく、「どうしてそっちが好きなの?」と理由についても考えてもらいました。「暑い日にプールに入れるから」「雪で遊べるから」など、好きなものの背景には、それぞれ自分なりの理由があります。

ゲームを通して、自分が普段何気なく感じている「好き」にも理由があり、その理由を掘り下げていくことで、自分の興味についてより詳しく考えられることを体験してもらいました。

どっちすきゲームの様子

身近な「気になること」を研究のタネに

次に、最近気になったことや好きなもの、夏休みに楽しかったことなどを自由に書き出しました。

学校や家でのできごと、遊びの中で気づいたこと、ニュースで知ったことなど、普段の生活を振り返ってみると、自由研究につながる疑問は身近なところにたくさんあります。

書き出した内容について、「なぜこうなるのだろう?」「ほかの種類ではどうなるのだろう?」「昔と今では何が違うのだろう?」と問いを広げ、自分の興味を自由研究につながる「研究のタネ」へと発展させました。

また、大学生や他の参加者とも相談しながら、自分では思いつかなかった視点についても考えました。大学生からは、小学生にも身近な例を挙げながら問いかけを行い、子どもたち自身の考えがさらに広がるようサポートしました。

研究のタネを考える様子

自由研究の方針を決めました

集まった「研究のタネ」の中から、最後に自分が最も調べてみたいテーマを一つ選びました。

テーマを決める際には、単に「面白そう」という気持ちだけでなく、「夏休み中に調べられそうか」「自分で観察や実験ができそうか」「自分が本当に興味を持っていることか」といった点についても考えました。

自分の興味と実際にできることの両方を考えることで、自由研究として最後まで取り組みやすいテーマを選ぶことができます。

考えを整理するときにはホワイトボードも活用し、言葉だけでなく絵や図も描きながら、自分が何を調べたいのかを整理していきました。

ホワイトボードを使うワークの中で、小学生が大学生の好きなキャラクターを描いてくれました

ホワイトボードを使うワークの中で、小学生が大学生の好きなキャラクターを描いてくれました!

調べ方と行く場所を考えました

テーマを決めた後は、「何を使って調べるか」「どこへ行けば調べられるか」を考えました。

図鑑や本、インターネットだけでなく、自分で観察や実験をしたり、詳しい人にインタビューしたりすることも研究の方法です。また、図書館や博物館、科学館、公園など、実際にその場所へ行くことで初めて分かることもあります。

それぞれの方法には得意なことや分かることの違いがあるため、自分のテーマにはどの調べ方が合っているのかを考え、研究計画に書き込みました。

さらに、インターネットなど一つの情報だけをそのまま信じるのではなく、本や観察結果など複数の方法を使って確かめることの大切さについても学びました。

調べ方と行く場所を考える様子

研究のスケジュールを作成

自由研究を夏休みの最後まで進められるように、実際に取り組むスケジュールについても考えました。

例えば、本や図鑑で調べる日、観察や実験をする日、写真や結果を整理する日、最後にまとめを書く日など、研究にはいくつかの作業があります。それぞれをいつ行うのかを考え、夏休み中の予定に落とし込みました。

大きな「自由研究を完成させる」という目標を小さな作業に分けることで、「まず何をすればよいのか」が分かり、実際に行動しやすい計画になります。

今回は「しゅくだいシート」という自由研究のたたき台となるシートも用意し、8月22日に開催する第2回の「はっけんラボ」までに、できるところまで取り組んでもらうこととしました。

自分だけの自由研究に向けて

今回のワークショップでは、身近な「好き」や「気になること」を出発点に、研究テーマを考え、調べ方や行く場所、夏休み中のスケジュールまでを自分自身で決めていきました。

私たちは、自由研究では「正しいテーマを教えてもらうこと」以上に、自分で疑問を見つけ、考え、選択しながら進めていく経験が大切だと考えています。今回の取り組みも、当法人が大切にしている「自らの意思で考え、選択する」という理念につながるものです。

今回は小学1〜3年生を対象としているため、先週開催した「じゆうラボ」よりも内容を取り組みやすくし、一度ですべてを完成させるのではなく、8月22日の第2回「はっけんラボ」とあわせて自由研究の進め方を学べる構成としました。

次回は、今回考えたテーマや「しゅくだいシート」をもとに、それぞれの自由研究をさらに形にしていきます。

これからの学びの場

Programs

次世代の学び創造機構では、小中学生に向けた学びの場を各地で開いています。
開催のお知らせは、LINEでいち早くご案内しています。

LINEで友だち追加 プログラムを見る→
←お知らせ一覧へ